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category:   石切丸  1/1

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ある夏の日のできごと

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暑い夏の日だった。にっかり青江は人間の気配を感じて本丸の玄関口へと向かった。ガラッと玄関を開けると、そこには着物を着た髪の長い女が一人・・・。最初は、主かと思った。けれどもそんなはずはない。主は先ほど、自分の部屋に近侍である石切丸を呼んで談笑していたのだから・・・。「この本丸に何か用かい?かわいいお嬢さん。」柱に背中をあずけて腕を組み、できるだけ柔らかい声をかけた。相手は無言だった。少しうつむき加...

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恋と知るのは先の話

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夜中。静まりかえった本丸の一室で、石切丸は一心に加持祈祷していた。なんかだ胸騒ぎがして、目がさめてしまったせいである。神棚の前にくれば落ち着くのではないかと考えた彼は、1時間前からこうしてずっと加持祈祷をしているのだ。今日は月も雲に隠れてしまっている。月の明かりがないだけで、ずいぶんとあたりが暗く感じた。(主はもう、寝てしまっただろうか?)ふと、この本丸の主である美和のことを思い出す。石切丸が顕現...

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籠鳥雲を恋う

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夜中のことだった。物音がしたような気がして、石切丸はゆっくりと覚醒を迎える。(こんな時間に誰だろう・・・?)隣では、同室の三日月宗近がすやすやと寝息を立てている。今日の内番で疲れたのか、石切丸が布団から抜け出しても全く起きなかった。季節は冬。しんしんと音もなく降り注ぐ雪を眺めつつ、彼は音のしたほうへ向かう。全て明かりが消えているはずの本丸で、唯一明かりがついている部屋があった。そこは、時間を超える...

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審神者が風邪をひいた日

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ある寒い日の翌日、審神者である美奈は風邪をひいてしまった。原因は前の日に何人かの刀剣男士たちと遠征に行ったこと、そして遠征先で無理して戦ったことによる体力消費のせいだった。ピピピ・・・と告げる体温計の液晶部分には今、『38.0度』の文字が表示されている。彼女のそばで正座をしていた燭台切光忠が、美奈からひょいっと体温計を取り上げた。「・・・高熱だね。これは熱が下がるまで、おとなしくしておかないと・・・」...

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