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2017.09.16  IC#66 <<20:36






超合集国憲章批准式典会場では、批准式のための準備が行われている。
ディートハルトが映像のチェックをし、天子は内容を読み上げる練習をする。藤堂は化粧をされ、唸っていた。
ブリタニア国でもこの式典に対し、軍が動く。武器や兵士がキュウシュウ・チュウゴク・ホクリクを中心に次々配備されていく。
批准式は各国に放送されていた。もちろん、ブリタニア本国のみならず、エリア7でも・・・。
この中継をモルガン、ユーサー、そして新しくエリア7総督に就任したリリーナも見ていた。

『最後に、合集国憲章第17章、合集国憲章に批准した国家は固有の軍事力を永久に放棄する。その上で、各合衆国の完全保証についてはどの国家にも属さない戦闘集団、黒の騎士団と契約します!』
『契約、受諾した。我ら黒の騎士団に資金や人員を提供してもらう。その代わり、我らは全ての合衆国の盾となり、外的を制する剣となろう!』

つまり黒の騎士団は、合衆国の軍隊となった・・・ということだろう。トップの皇も、おそらくは黒の騎士団と深い結びつきがあると思ってもよい。
リリーナは黙って中継を見続けた。そして、皇からある提案がなされる。
日本の領土がブリタニア軍によって不当に占拠されている。そのため黒の騎士団の派遣を要請し、日本を取り戻したいのだと・・・。これに対し賛成多数で第1號は決議され、黒の騎士団は日本を解放するための戦いを始めることとなった。

「またあの国で、戦闘が始まるのかのぅ・・・」

ユーサーが悲しそうな声を上げた。日本とブリタニア。その二つの国は、なかなか交わることができない。今まではブリタニアが力で押さえ込んでいた分、今になって反発する者も多いだろう。

「歴史は繰り返す・・・か。それに我らエリア7も、ブリタニア軍として参加せねばなるまいとはな・・・。しかし、あの子たちは大丈夫だろうか?再びまた、あの地で戦うことになるかもしれないのであろう?」

二人の言葉を聞きながら、キュッと口を結ぶリリーナ。
本国で指揮をとっているのはシュナイゼル。彼はおそらく、この戦いを力でねじ伏せるはずだ。そのために、彼はきっとエリア7の技術力を求めてくるのではないかと彼女は予想している。

「大丈夫よ。アイツとの交渉の余地は必ずあるはずだわ・・・」

彼女の小さな呟きに、ユーサーもモルガンも意図が分からず、二人で顔を見合わせるだけだった。
一方その頃エリア11でも、この中継をシュナイゼルやナイト・オブ・ラウンズ、エンジェルズ・オブ・ロードであるリリィやライも見ていた。
テレビからはゼロの高らかな声が流れてくる。

「いいでしょう。超合集国決議第1號、進軍目標は・・・・日本!!!」

ゼロの細い指がはるか遠くにある日本の方向を指さす。その瞬間、二人は目を閉じて下を向いた。
この批准式が行われると聞いたときから、だいたいの予想はついていた。
この小さな国がまた戦場に変わるのかと、リリィは胸を痛める。でももう、8年前とは違っているのだ。たとえ歴史が繰り返したとしても、同じ過ちは繰り返さない。
リリィはスッと顔を上げた。ちらりと椅子に座るシュナイゼルを盗み見たあと、彼女は心に誓った。

(戦争になったとしても、フレイヤだけは使わせないわ、お兄様。)

テレビからはそのまま、人々の割れんばかりの歓声が聞こえてくる。その中に突然、聞き慣れた渋い声が交じった。

『ゼロよ!!!』

画面が突然切り替わり、ブリタニア皇帝が映し出された。彼の自身に満ちた顔を見た瞬間、ルルーシュとライは瞳を揺らす。あの空間に置き去りにしてきた。死んだと思っていた。だが実際は生きていたのだ。

「こっ・・・皇帝陛下が・・・」
「お戻りになられたか。」

この映像を見て、第2皇子であるシュナイゼルが小さく吐き捨て、リリィは驚いて叫ぶ。二人の声が重なった。

「偽りの劇場を気取られますか、父上・・」
「おっ・・・お父様っ!!!」

涙ぐんだリリィの声が聞こえた時、ライはちくりと胸が痛む。同時にドキドキと心臓が激しく鳴り、まともに彼女の顔が見れなかった。そして、皇帝の顔さえも・・・。皇帝を置き去りにした行為。それは皇帝を敵に回してしまったという証拠である。さらに、父親が大好きな彼女を裏切ってしまった行為でもあるため、後ろめたさを感じていた。

『ゼロよ。それでワシを出し抜いたつもりか。だが、それも悪くない。EUはすでに死に絶え、つまりキサマが作ったこざかしい憲章が、世界をブリタニアとそうでないものに色分けする。単純それ故に明解。この戦いを制した側がこの世界を手に入れるということ。いいだろう、ゼロ。挑んでくるがよい。全てを得るか、全てを失うか。世界とは元来、そういうものだ。オールハイル・ブリターーーーニア!!!』
『日本、万歳っ!日本、万歳!!』

力強く叫ぶ黒の騎士団たちは、本気で日本を取り戻しにくるはずだ。
ライは雄叫びを上げる彼らの声を聞きながら、無言で部屋を出て行く。その姿にリリィは少し不安を覚えた。
彼が浮かべていた表情はどこか余裕のないような感じであったから。リリィは彼の背中を追って廊下へ出て、声をかけた。

「あ・・・・ライ?」

彼は名前を呼ばれても何も答えず、決して立ち止まらなかった。広い背中が次第に遠ざかって行く。少しだけしょげながら部屋へ戻ってくると、スザクと視線が合う。

「ライ、どうしたの?」
「・・・さあ?分からないわ。でもなんだか余裕のない表情を浮かべていた気がする。」
「・・・ふぅーん。」

スザクは彼が出て行った入り口に視線を向ける。いつも余裕のありそうな表情を見せる彼なのに、珍しいことがあるものだ・・・と思う反面、スザクの勘が何かを告げているような気がしたのだった。



全世界がひとつの舞台、そして人間はみな役者にほかならぬ。
(シェイクスピア)


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