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あれを取られてます

鶴丸国永のいる本丸に、三日月宗近と小狐丸が同時にやってきた。
レア太刀の二人なだけに、来た瞬間からたくさんの刀剣たちが二人の周りに集まった。鶴丸は、それを面白くなさそうに見ていた。三日月と小狐丸の真ん中に立つのは、この本丸の主である美和

「この本丸はにぎやかであるなぁ、美和。」
美和様、この小狐丸の毛並み、いかがとお思いでしょうか?」

(早速あの二人、美和を名前で呼んでるのかよ。)

縁側に座ってあぐらをかき、片手でほおづえをついていた鶴丸の横に燭台切光忠がやってくる。

「あの二人、すごい人気だね。さすが三条のレア太刀!」
「そうだなー。あの二振を探すのに、俺ら阿津賀志山をさんざん周回したもんなー・・・」

何気なしに答えると、しばらくしてブフッと光忠が吹き出す。少しだけ隣を見てみれば、「ごめんごめん」と言いながら笑いをこらえようとしている彼と目が合う。

「急にどうしたんだ?光忠・・・。」
「いやぁ、鶴さんにしては珍しいなと思ってね。いつも新入りが来たら、『驚きの結果を君にもたらそう!』とか言っておどかしまくるのに、さすがにあの三条組にはしないんだなぁと思ってさ。それに・・・なんだか不服そうな顔をしてるから。」

あれを取られて・・・と、美和を指さして言った。
図星なだけに、言葉を返せない。ぷいっと光忠から視線を外し、小さく呟いた。

「今日はおどかすとか、そんな気分じゃないんだよ。あれを取られてるからな・・・」
「ふーん。それで、このあと君はどうするの?」

くすくす笑いながら言った光忠に、鶴丸は言葉を返した。

「まぁー・・・・・当然仕置きが必要だろうな、美和に。」
「ああ怖いねぇ。鶴の恩返しならぬ、鶴の逆襲・・・かな?」
「誰もうまいこと言えなんて言ってないだろ!」

ぎゃいぎゃい騒ぐ鶴丸と光忠に気づいた美和が、優しい眼差しで鶴丸だけを見ていることに彼は気づかなかった。





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