FC2ブログ

25=10

駄文だらけのサイト

スポンサーサイト

Posted by 桂樹 on  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

桂樹

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation.

キミシニタモウコトナカレ(与謝野晶子)

Posted by 桂樹 on   0 




キミシニタモウコトナカレ(与謝野晶子)




足立との最終決戦を迎えようとしている前夜、悠と美和は堂島が入院している病院にいた。
病室で二人は、堂島に明日最終決戦に臨むことを伝える。彼はそれを黙って聞いていた。

「必ず、足立さんを生きたまま連れて帰ってきます。」

彼にはこれまでの罪を償ってもらわなければならない。
「・・・おう」という力のない返事。さっきから堂島は下を向いたままだった。
普段の彼なら燕の背中をバン!と叩き、「勝ってこいよ」と言うだろう。堂島の様子の違いには美和も驚いているようだった。美和は燕に目配せする。
菜々子のこともあり、きっと疲れているんだろう・・・そう燕にそっと声をかける。頷いた燕は、堂島に言った。

「それじゃ堂島さん、今日はこれで帰ります。堂島さんもゆっくり休んでください。」
「・・・・・。」

くるりと二人は彼に背を向けた。その瞬間、堂島の低い声が上がる。

「・・・・おい、待て。」

二人は同時に振り返った。堂島はじっと二人を見ていたが、ただ一言、若い彼らに言葉を送った。

「お前ら、死ぬんじゃねぇーぞ。絶対、生きて帰って来い。」

燕と美和は顔を見合わせる。そして力強く頷いて返事をした。

「はい。絶対、生きてみんなで帰ってきます。堂島さん、行ってきます。」

その言葉を残し、二人は病室から出て行った。
堂島は「はぁ」とため息をつく。若い彼らに任せることしかできない自分がはがゆい。彼は拳をにぎって、もう一度小さく呟いた。

「本当に、生きて帰ってこいよな。」

堂島は、彼らが出て行った扉をじっと見続けていた・・・・。

スポンサーサイト

桂樹

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation.

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。