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うちの主はお強いの

「時の政府主催の試合・・・?」

ぴくりと国広の眉が動く。隣に座っている三日月宗近はのんきにお茶を飲んでいた。
今この本丸の大広間には、ここで顕現されている刀剣男士たち全員が集められていた。そう数は多くない。だが、レベル的には他の本丸にも劣らない強さ。
その刀剣男士たちの目の前にいるこの本丸の主・美和が、再び言葉を紡いだ。

「そう。今度、本部で審神者会議があるんだけど、そのあとに数日間をかけて試合をするらしくてね。勝ったら報奨金が出るらしいわ。」
「時の政府にしては、奮発したなぁ。」

鶴丸が驚いたように目を開く。他の刀剣男士たちも報奨金と聞き、喜んでいる者や戸惑っている者さまざまである。
刀剣男士たちの強化、別の本丸の審神者の交流を兼ねた試合だという名目ではあるが、新しく見つかったただ一つの刀剣を、どこの本丸に預けるかを決めるために行う試合・・・などと陰で噂されている。

「その試合は、各本丸の刀剣男士の誰かが代表して戦うのかい?」
「レベルの差や刀の大きさの差も考えて、チーム戦ということになってるの。基本、近侍ともう一振、そして審神者の3人1チームでの参加・・・ということになってるみたいね。」
「え、ちょっと待って。それじゃあ主さんも戦うの!?俺たちみたいに!?」

鯰尾藤四郎がすたっと立ち上がった。彼の声に続いて、美和を心配する声がいくつも上がった。三日月宗近がお茶を飲みながら、はっはっは・・・と笑う。不思議そうに国広が彼に視線を向けると、小さく答えた。

「皆の者、美和を少し心配しすぎだな。そう心配しすぎていると、痛い目にあうぞ。」
「それはどういうことだ?三日月宗近・・・。」
「さて・・・な。知りたくば、美和と手合わせしてみることだな。」

それだけ言うと、宗近はまた静かにお茶を飲み始める。
同時に、美和の声が上がった。

「心配してくれるのはありがたいけど、その心配は無用かなぁ。・・・そうだ!みんな今日の午後は内番を中止して、修練室に集合ね!試合に向けて、みんなで手合わせしましょう!」

ぽんっ・・・と美和が手を叩く。彼女の言葉に、刀剣男士たちが一斉に顔を見合わせた。国広も例外ではない。宗近の様子を盗み見ると、彼は声を殺しながら小さくクックックッ・・・と笑っているだけだった。




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