25=10
駄文だらけのサイト


★更新履歴★


17.09.16
IC#56〜#63移行完了
#66・#67UP!
長らくお待たせしました!
 




お気に召した方はどうぞ


お礼→とうらぶ@三日月宗近


お名前変換




カテゴリ


はじめに (1)
刀剣乱舞top (1)
  三日月宗近 (11)
  小狐丸 (4)
  石切丸 (4)
  一期一振 (3)
  山姥切国広 (3)
  鶴丸国永 (2)
  刀剣乱舞 その他 (9)
  審神者会議襲撃戦 (2)
  刀剣乱舞 彼は誰時(プチ連載) (1)
  審判者会議シリーズ (4)
コードギアスtop (1)
  IC (69)
アトラス (2)
  P4連載 (14)
  アトラス 短編 (4)
その他ジャンル (4)
link (1)
未分類 (0)


Twitter




最新コメント




--.--.--  スポンサーサイト <<--:--


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


No. / スポンサー広告 // PageTop▲

2016.07.27  生きて帰ること <<23:24



バチバチと降りしきる雨が、激しく顔に当たっている。お気に入りの服はぐっしょり濡れて肌にまとわりつく。空を見上げれば真っ黒な雲と、時折ぴかっとイナズマが走って行く。そして、遅れてやってくる低い音。
加州清光は仰向けの状態でそれらを見ていた。どうして自分がこんな状況下にいるのかが分からない。降りしきる雨のせいで、地面は泥だらけだ。体を地につけているためか、ドドドドドという轟が聞こえてくる。目を凝らして周りを見回せば、仲間たちが必死で戦っていた。

(俺、どうしてここにいるんだっけ・・・?)

記憶を掘り返そうと目を閉じかけた。しかしかすかに視界の端に映った影をとらえて目を見開く。ぬっと自分に大きな影が落ちた瞬間、加州ははじかれたように起き上がった。気づくとそばには大きな刀が地面に刺さっている。

(検非違使・・・・!)

体勢を立て直しながら加州は目の前の敵を睨みつける。目を爛々と光らせる検非違使の大太刀がいた。

(そうだ・・・。俺たち・・・・!)

冴え始めた頭は、どうしてこのような状況に至ったかを思い出す。池田屋の記憶の時代へ、遠征に来ていたのだ。討伐が終わり、雨も降りそうだから早めに引き上げるはずだった。仲間たちと今日の遠征の話をし、もう少し鍛錬が必要なんじゃないかという結論に至った時、彼らは現れた。検非違使が・・・。
この中で一番レベルの高い刀剣男士は、加州と大和守安定だった。あとの仲間たちは短刀だったり脇差だったり。対する相手は薙刀や大太刀、槍ばかりでとても不利な状況で・・・。

加州はそばに転がっている自分の刀を拾い上げ、敵の大太刀を見据える。そばで安定のブチギレた雄叫びが聞こえてくる。みんな必死だった。無事に本丸へ帰るために。主である美和に会うために・・・。それは加州だって同じだった。

『加州。もし何かあった場合は、戦わず逃げなさい。絶対に、生きて本丸へ戻ってくる事。全員で。絶対よ!』

いつも遠征に行く時に、美和はいつもこう言っていた。何かあった時って・・・と、笑っていたけれど今の状況を見て全然笑えやしない。加州はひと呼吸置くと、刀を鞘におさめてから青い羽織を着ているその人物へと叫んだ。

「安定っ!みんなを連れてここから撤退する!」

振り返った安定の顔が、驚きに満ちていた。「いつものお前らしくない」と言いたげな顔つき。加州は美和の言葉を思い出しながら言葉を続ける。

「生きて本丸へ戻る!全員で、絶対に!だからここは一時撤退だ!」

大太刀の攻撃をよけつつ、加州は短刀たちを連れて走った。生きて再び、美和に会うために・・・。
スポンサーサイト


No.94 /   刀剣乱舞 その他 / Comment*0 // PageTop▲

← 恋と知るのは先の話 / Home / 青野遊星が来る →

Comment Post


Name:
Subject:
Mail:
URL:

Pass:
Secret:管理者にだけ表示を許可する

 Home 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。